こんにちは、ブラックコーヒー(以後、BC(プロフィール))です。
現在、
- 2級審判で活動中
- 将来、S級インストラクターを目指し勉強中
の両刀で審判活動をやっています。
今回は、カード基準をトピックスとして、
「コンタクトの程度におけるカード基準」について掘り下げて行きます。
今回の内容は、W杯で活躍しJリーグでも最優秀主審を連続受賞している
西村雄一さんから講義を受けた内容です。
是非、参考にしてください。
皆さんに質問です。
警告、退場において何を考慮してますか?
言葉にすると出てこないな、、。
そんなお困りの方へ、解説していきたいと思います!
本記事の構成はこの通り。2本立て
1.コンタクト程度の見極め方
2.不用意、無謀、過剰の判断
今日のブログを見てもらえれば
1.事例(シーン)を覚えるのではなく、見極める「コンセプト」を理解できます。
2.論理的に見極めるための判断プロセスを身につけます。
では、kickoff!
コンタクト程度の見極め方
ルールの理解
コンタクトの程度を見極める反則
- チャージする。
- 飛びかかる。
- ける、またはけろうとする。
- 押す。
- 打つ、または、打とうとする(頭突きを含む)。
- タックルする、または、挑む。
- つまずかせる、または、つまずかせようとする。
Laws of the Game 2020/21 | Law 12 | ファウルと不正行為
があります。
この7つは、必ずしもファウルにならないよ!
コンタクトの程度を見極める判断の条件は?
- 不用意(ノーカード)
- 無謀(イエローカード)
- 過剰な力(レッドカード)
この3つのどれかに該当するとファウルだよ!
不用意ではないと判断したらノーファウル。
選手の行為を見極める反則
- ハンドの反則(自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが触れた場合を除く)。
- 相手競技者を押さえる。
- 身体的接触によって相手競技者を妨げる。
- 人をかむ、または人につばを吐く。
- ボール、相手競技者または審判員に対して物を投げる、あるいは、持った物をボールに当てる。
この5つの行為そのものがファウル!程度は関係ないよ!
「程度」の見極め方
「程度」を見極める5項目
- チャレンジのスピード
- チャレンジの激しさ
- チャレンジのタイミング
- 競技者の意図
- ケガの危険性
- ボールを保持していないプレーヤー(守備側競技者)にファーカスを合わせる。
- 上記5項目全てが当てはまる1番難しい判断(退場)をくだす心の準備をする。
5項目はバランスよく見極め、該当しない項目を考えるよ!
懲戒罰の考慮
点数化で懲戒罰基準を考慮
- チャレンジのスピード
- チャレンジの激しさ
- チャレンジのタイミング
- 競技者の意図
- ケガの危険性
5項目それぞれ1ポイントに値する
選手生命に関わる・大ケガにつながる
相手競技者の安全を危険にさらすチャレンジの場合
「2ポイント」に相当することがある
- 減点方式で考える!常に5ポイントの意識(退場)!
- 5項目すべてが当てはまる心の準備をしておく!
Jリーグ仕様の笛!
いい笛でいい判定を!
初心者必見!
最後に
いかがだったでしょうか?
「西村雄一氏のカード基準」
私はこの講義を受け、カード基準が安定しました。
皆さんも、意識してチャレンジしてください。
西村雄一レフェリーの講義を受講し、私の心に刺さった言葉を紹介します。
「不安」は己の準備不足が招くもの。全ては「準備」です。
コメント