この記事では、審判インストラクターとの試合後の反省会での説明の仕方についてお伝えします。
対象者は、2級受験者、向上心の高い3級4級審判員向けです。
ここでは判定そのものを黒白を考えるものではありません。
判定決断した際のアプローチ・プロセス・考え方を養うことを主眼としております。
よろしければ最後までご覧ください。
【想定設定】
あなたは、昇格試験者です。本日、その試験でした。
試合後のフィードバック。評価担当のインストラクターから映像分析がありました。
対象映像は、下記の前半40分付近、ゴール取消しです。
試合想定を全国高校サッカー選手権県大会の2回戦とします。
映像は、J2戦・インカム有りですが、今回は使用していない想定とします。
映像を確認しましたか?
確認しましたら、いよいよフィードバック開始です。
評価者(審判インストラクター):
「前半40分のゴール取消しについて説明ください。」
ショート、シンプル、クリアの3つを意識して説明してください。
模範回答(説明の仕方)は下記のとおりです。
受験者:
A(紫色)の9番○○選手の得点を認めず、反スポーツ的行為で警告しました。
得点を認めなっかた理由は、ボールが腕に触れた直後に相手競技者のゴールに得点したためです。
また反スポーツ的行為の警告理由は、腕を用いて得点した行為に偶発性を感じず、逆に不正に腕を使用した意図を感じたため「ボールを手または腕で扱って得点をしようと試みる」に該当すると判断したためです。
判断材料としては、ほぼ無人のゴールにヘディングし得点しようとした。しかし、ボールをとらえる事ができなかった。そのため前方方向に走る推進力を悪用し、腕を不自然に開かせた腕で得点したと見えたためです。
ポイント:結論→競技規則適用理由→判断材料説明 ショート、シンプル、クリア!
説明が長く、無駄な表現を多用し、明確な答えがないのはダメです。特に結論・結果を最後に伝えるのはやめましょう。
この説明の仕方をマスターするには、競技規則を覚えるのが必要です。
競技規則に記載されている文章でを使用して、説明出来ることが上級審判員です。
時間を見つけてコツコツ覚えましょう!
絶対に競技規則を覚える! 判定に迷いがないため、笛もシグナルも明瞭となり威厳が出ます!
まとめ
結論→競技規則適用理由→判断材料説明 ショート、シンプル、クリア!
説明が長く、無駄な表現を多用し、明確な答えがないのはダメです。特に結論・結果を最後に伝えるのはやめましょう。
絶対に競技規則を覚える! 判定に迷いがないため、笛もシグナルも明瞭となり威厳が出ます!
that’s it.
打合せに便利だよ!
聞くより見る!
コメント