プロフィール
ブラックコーヒーと言います。
現在は2級レフェリー として活動。
過去に1級受験しました。
詳しくは下記をご覧ください。
ブログコンセプト
サッカー審判の初心者から2級昇級を目指す審判員
に向けて配信しております。
経験談をもとにJFAの上級インストラクターから指導を受けた内容を交えレフェリーテクニックをお伝えします。
この記事を読む前に注意する事!
角度を付けるべき状況
のベース事項が書かれています。
下記の記事をご覧ください。
代表的な5つの状況
下記の5つが代表的な状況です。
#串刺し
#複数の選手が重なる場所と場面
#審判団の死角なる場所
#選手が意図的に反則を犯す場所と場面
#両ベンチ前の反則
今回は
#両ベンチ前の反則
について解説します!
過去のポイント記事は下記をご覧ください。
角度を付けるべき状況Ver.2 #複数の選手が重なる場所と場面
角度を付けるべき状況Ver.4 #選手が意図的に反則を犯す場所と場面
解説:両ベンチ前の反則
Rサイドの局面
特徴
主審が主体として判断する場所です。
また、フィジカルコンタクトとタッチジャッジの双方を見分ける場所です。
そのため、より正確な判定が最も求められる位置です。
主審自身で正しい判定を行えると、競技者や役員などから大きな信頼を得られる重要な場所です。
ですが、AR1から距離が遠いため、主審の判断比重が多く判定ミスを犯すと信頼性を大きく失う場所でもあります。
角度調整
真横から判定しないでください。
選手の重なりも多く、密集する局面が多発します。
常にゲーム展開を意識してボールと競技者を視野に入れます。。
AR1のサポートが極めて少ないエリアです。
主審が主導で判定してください。
フィジカルコンタクトとタッチジャッチの双方をベンチ前で判断するため集中力を高める必要があります。
【Rサイド】ベンチと自身エリアが同じ場合
緑枠付近で判定間違いを起こすと、かなり信頼を失います。
役員と控え選手(緑)+競技選手(緑)の双方が揃っているため極めて威圧が強いです。
万が一、この場所(緑枠)でのタッチジャッチの場面において判定が分からない場合、
緑ボールで再開しましょう。
これは究極の場合です。
AR1、AR2、4thの協力が得られない場合のみです。
大炎上を押さえ、ゲームコントロールを最小限に止めるためです。
相手ベンチ(AR1サイド)からは、もちろん不平不満はあると思います。
客観的に見れば、審判チーム(主審や4th)の方が相手ベンチ(青枠)よりも距離が近いため説得力はあります。
AR1サイドの局面
特徴
主審とAR1で積極的に協力して判断する場所です。
主に主審は、フィジカルコンタクト中心とし、AR1はタッチジャッジ中心。
双方ともボールに近いため、明確な役割から判定を見極めれるのがRサイドとの違いです。
双方ともボールにに近く、同じ事象を挟み込んで監視できるのが最大の特徴です。
角度調整
AR1が視野外とならないようにしてください。
AR1とアイコンタクトを常に取れる事を意識してください。
常にゲーム展開を意識してボールと競技者及びAR1を視野に入れます。
【AR1サイド】ベンチと自身エリアが同じ場合
Rサイドと考えは同様です。
最も最悪なのは、判断ミスをRとAR1が共に犯すこと。
大きな信頼を失います。
特にAR1サイドのベンチ(青枠)に不利益となる判定ミスを犯すと致命的となります。
ここもRサイド同様に、審判チームで事象判定が全く判らない時は、
AR1サイドがベンチである青枠チームのボールで再開しましょう。
客観的に見れば、審判チーム(主審、AR1、4th)の方が相手ベンチ(緑枠)よりも距離が近く複数名で判断しているため説得力はあります。
判定ミスを犯すと、Rサイドよりもゲームコントロールを失う可能性が高いです。
まとめ
究極の判断を求められた際は、
ベンチと自身エリアが同じチームで再開します。
ベンチ(役員と控え選手)+競技者(ベンチサイドが自身のエリア)では、双方が揃っているため極めて威圧が強いです。
ゲームコントロールを考慮する必要なテクニックとなります。
この技術は、点差や時間帯に応じてより効果を発揮します。
この判断は、審判チームで正しい判断がつかず、主審自身が最終判断を求めれた場合のみです。
ブラックコーヒーのつぶやき
コパムンディアルのサイズ合わせは難しい。
普段は27センチだが、コパだと25センチがベスト。
コメント